豚肉肩ロース1㎏の塊。
普段、主に魚を買っている私にとって、それはなんだか超えたことのない一線の肉塊。
これを辰巳芳子女史の本を参考にして焼豚に挑戦。
お肉のスライスよりよっぽど使い勝手が良いとのこと、肉の塊。
とはいえ、扱いなれていない身にとって、もしもこれが今一歩な仕上がりになったら…とネガティブキャンペーンが胸中に張られるわけなのです。
ハラハラ母さん。
そしていざ出来栄えはというと、これがまぁ美味しいのなんのって。
子どもも大人もペロリ。
今まで辰巳本は読んでいたものの、いざ作るのをためらっていたのは何故なのか。
レシピの重厚感に圧されていたのかしらと独り言。
●材料
豚肩ロース 塊肉 1㎏
生姜 親指大 一片(つぶす)
にんにく 一片(つぶす)
水 肉がかぶるくらい
酒 1/3カップ強
しょう油 1/3カップ
砂糖(できれば喜界島のザラメ) 小さじ1
●作り方
1) 直径18cmの深鍋に肩ロース肉とつぶした生姜&にんにくを入れ、かぶるくらいの水を
加えたら強火にかける
2) 灰汁をすくう 蓋をして煮立つまでやや強火で煮る
煮立ちがついたら、弱めの中火に落とす
3) 竹串をさして透明な汁が出るようになったら肉を引き上げる(50分~1時間くらい)
血の汁が混ざるようなら更に煮る
引き上げた肉はアルミホイルにくるみ、乾かないように保温しておく
4) 残った煮汁を煮詰める アルミ鍋を推奨
かなり煮詰まると泡状になり、色が変わる
5) 香ばしい匂いがしてきつね色に煮詰めると、肉のエキスは鍋に付着し、透明な脂と
分離する
この状態になったら、一旦火を止め、脂を別の器にあける
取り分けた脂はそのまま置くと白く固まる=上質なラードなので炒めものに使うと良い
6) 脂をあけた鍋に酒を差す
7) 弱火にかけながら、鍋底と側面の焼き付けを丁寧にこそげ取る
8) 7)の鍋に、3)の肉を戻す
9) レードルで、肉に汁を回しかける
10)湯1/2カップとしょう油を差す
11)砂糖と、味をみて塩一つまみを加える
調味料の加わった肉汁を何度もかけ回して仕上げる
肉を取り出した後、残った汁に湯を足し、適度なこさに煮詰め、酒・しょう油・砂糖で
味を調える
12)肉の粗熱が取れたら5mm幅に切り、11)のソースをかける
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