あけまして、あっ、もうすぐ3月。お雛様が近づいております。
皆々様、おげんきでお過ごしのことと存じます。
我が家は相変わらずインフルエンザが素通りしていき、
どたばたとバレンタインデーの後に上京(!)して都会のにおいを嗅いで、
そして年度末を迎えております。
PTAとして引き継ぎ事項を確認しながら、ありゃーこりゃーと
日々精進満喫中です。
旅の記録はまた今度にして、
今日は講演会に行ってきた記録。
「分とく山」料理長 野崎洋光さんの講演会に行ってまいりました。
野崎さんのレシピ本は、
見ているようで見ていない(借りたことはあるが記憶にない)、
というのが私の実情でして。
今回の講演会で
わけとくやま のざきひろみつ
とう読み仮名であることを初めて知った次第です。
(私の中では ぶんとくやま のざきようこう と読んでた)
さて、野崎さん福島県出身ということで、とちぎなわたしからしたら
とても親近感を持つわけで。
講演内容としては
自分の足で歩け
物事の本質を見ろ
幸せを実感せよ
素材の味を大切に
という内容を料理人としての目線で、分かりやすくお話しされていました。
わたし自身の目からうろこは 煮魚 の作り方。
◆切り身(もしくは切り込みを入れた丸もの)を煮る30分前に塩を振る
◆さっと湯通しをする
◆水600cc 薄口しょうゆ40cc 砂糖40g (だったかな?)
でフワッと煮たら出来上がり。
10分以上もグラグラ煮たら、素材の味そのものもなくなるので
子どもが煮魚を苦手にするのは仕方がない、とのこと。
田舎に住むほど、食材の鮮度が良いので薄味傾向なのだそうです。
福島の農家の野崎家は、凶作 ・飢饉を免れるために3年分の
米を備蓄していたそう。
東北地方は食べ物が塩辛い、というイメージがありますが、
自己防衛のために備蓄するものくらいで、実際は採れたてのものを
薄味で摂っていたんだそうな。
むしろ塩辛い料理といえば、暑くて汗をかく地域=沖縄となります。
というわけで、今さらながら和食のイロハを野崎流で学ぼうと思っております。
楽しみだな~。