2013年2月26日火曜日

記憶を記録 ⑤野崎洋光氏講演会

あけまして、あっ、もうすぐ3月。お雛様が近づいております。

皆々様、おげんきでお過ごしのことと存じます。

我が家は相変わらずインフルエンザが素通りしていき、
どたばたとバレンタインデーの後に上京(!)して都会のにおいを嗅いで、
そして年度末を迎えております。

PTAとして引き継ぎ事項を確認しながら、ありゃーこりゃーと
日々精進満喫中です。

旅の記録はまた今度にして、
今日は講演会に行ってきた記録。

「分とく山」料理長 野崎洋光さんの講演会に行ってまいりました。

野崎さんのレシピ本は、

見ているようで見ていない(借りたことはあるが記憶にない)、

というのが私の実情でして。

今回の講演会で

わけとくやま  のざきひろみつ

とう読み仮名であることを初めて知った次第です。
(私の中では ぶんとくやま のざきようこう と読んでた)



さて、野崎さん福島県出身ということで、とちぎなわたしからしたら
とても親近感を持つわけで。



講演内容としては

自分の足で歩け
物事の本質を見ろ
幸せを実感せよ
素材の味を大切に

という内容を料理人としての目線で、分かりやすくお話しされていました。

わたし自身の目からうろこは 煮魚 の作り方。

 ◆切り身(もしくは切り込みを入れた丸もの)を煮る30分前に塩を振る

 ◆さっと湯通しをする

 ◆水600cc 薄口しょうゆ40cc 砂糖40g (だったかな?)
   でフワッと煮たら出来上がり。

10分以上もグラグラ煮たら、素材の味そのものもなくなるので
子どもが煮魚を苦手にするのは仕方がない、とのこと。


田舎に住むほど、食材の鮮度が良いので薄味傾向なのだそうです。

福島の農家の野崎家は、凶作 ・飢饉を免れるために3年分の
米を備蓄していたそう。
東北地方は食べ物が塩辛い、というイメージがありますが、
自己防衛のために備蓄するものくらいで、実際は採れたてのものを
薄味で摂っていたんだそうな。

むしろ塩辛い料理といえば、暑くて汗をかく地域=沖縄となります。




というわけで、今さらながら和食のイロハを野崎流で学ぼうと思っております。
楽しみだな~。